いだてん8話あらすじとネタバレ!感想は?弥彦は家族の応援を受けられるのか?

NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリンピック噺~』の
第8話のあらすじとネタバレを紹介します。

タイトルは「敵は幾万」。

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今回の話の焦点は2つ。

・なぜ、1800円もの大金を実次が用意できたのか?
・もう一人の代表、弥彦は家族の応援を受けることができるのか?

ということ。

再放送の予定や、視聴率など、8話に関する話題を紹介していきます。

前回のあらすじはこちらです

⇒ いだてん7話あらすじとネタバレ!感想は?1800円の現在の紙幣価値は?

いだてん第8話のあらすじとネタバレ

前回のあらすじ

オリンピック出場を決心した、四三だったが。
渡航費1800円(550万円!)が自腹ということが、やはり厳しくのしかかってきた。

それでも、日本のスポーツの未来のために、10億円以上の借金。さらに、大切な「勝海舟」からの贈り物の背広を質屋に入れて、金を工面する可能治五郎の態度を見て、四三の気持ちは高まる。

一方で、短距離走の代表の弥彦。こちらはお金の心配はないが、家族からの応援を受けられていないことが、弥彦にとってはつらかった。

そんな中、ついに金を工面できた兄・実次が、四三を訪ねてきた。

今回のネタバレ

↓  ↓  ↓

実次が1800円用意できた理由は?

いだてん 8話 ネタバレあらすじ

四三(しそう)(中村勘九郎)は、1800円を用意して来てくれた、兄・実次(さねつぐ)(中村獅童)を、寄宿舎に迎え入れた。

そして「どうやって、こんな大金を用意できたのか?」を聞いた。

実次は、春野医師の娘・スヤ(綾瀬はるか)と共に、スヤの婚約者・重行(しげゆき)の実家「池部家」を訪ねて、事情を説明した。

池部家は玉名の庄屋で、資産家として知られていたからだ。

オリンピックはアマチュアの競技なので、遠征費が出ない事情
でも、弟の四三は予選会で優勝して、一生懸命マラソンに打ち込んでいる
兄として、田畑を売ってでも、四三をストックホルムに行かせてやりたい

事情を熱く語っていると、重行の母・幾江(いくえ)(大竹しのぶ)が現れる。

幾江には、「田畑を売ってでも、弟のための遠征費を作りたい!」と言う、実次が理解できなかった。

「どうしても、オリンピックというところには、行かないといけないんですか?」

「行かしてやりたいんです!」

10里(40キロ)を走った者だけが見れる、その先の景色を、兄としてどうしても四三に見せてやりたい、そう語る実次に、幾江はある提案をした。

それは、金栗家の田畑を、池部家が1800円ですべて買い取る。そしてそれを、無料で金栗家に貸すという提案だ。つまり、これまで通りの生活は維持しながら、1800円を受け取ることができるのだ。

実次は驚きながら、頭を下げた。

そんな実次に、幾江は言うのであった。「あんたを信用しただけで、こういう提案をするんじゃない。スヤさんの頼みだからこそ、力になりたいと、思ったんだよ・・・」

池部から受け取った1800円以外にも、春野医師や玉名中学校の校長先生も、四三のために餞別を用意して、実次に渡していた。

兄からすべての事情を聞いた四三は、目に涙を浮かべて、ありがたく1800円を受け取ろうとした。

がそこに、野口、橋本、徳三宝、福田たちが割って入ってきた。
彼らは四三のために、全国に展開する後援会を作って、なんと1500円もの金を集めてくれたのだ。

そこで実次が用意した1800円のうち、300円だけを後援会に寄付して1800円にする、ということで話はまとまる。

無事に四三を悩ませてきた遠征費の問題が解決し、四三は皆に頭を下げた。

「ありがとうございます!精一杯走ってきます!」

いだてん 8話感想

次の日、四三は実次を見送り前に、浅草を案内することにした。
親友の美川(勝地涼)もいっしょだ。

凌雲閣から東京を一望しながら、四三は実次に、不安な心境を打ち明けた。

「自分なんかが、オリンピックに出場していいのだろうか・・・。俺は、生きて帰れるのだろうか」

そんな弟を、実次は厳しく諭すのであった。

「今さら弱音をはくな!お前が行かなかったら、後が続かない、そんな弱音を吐いていたら、百年後のいだてんも、弱虫のままだ!」

「でも、心配はするな。母ちゃんも俺も、みな無事を祈っているから」

厳しくも優しい兄の言葉に、四三は笑顔でうなずくのであった。

凌雲閣を出て、浅草の街を歩いていると、小梅(橋本愛)を見つけた美川が、後を追って四三達と離れた。

二人になり、四三は実次に尋ねた

「あの、兄上・・・。お金を工面してくれた、池部さんって・・・」

「ああ、春野先生の娘さんの嫁ぎ先だ」

「やっぱり、スヤさんの」

「スヤさんは、俺が熊本に戻るころ、祝言だ。東京でお前に会ったら、「よろしくお伝えください」と言っていたよ」

そうして、兄は市電に乗りこみ熊本に帰っていった。


四三のストックホルム行きが近くなったある日、播磨屋の辛作(しんさく)(ピエール瀧)が、新しい足袋(たび)を5足作ってくれた。四三のために作った、改良版だ。

「つま先とかかとだけを、三枚重ねにしたよ。これなら軽く感じるだろう。」

さらに辛作が、競技で使うユニフォームまで用意してくれていたのだ。

いつもは、そっけない態度の辛作のやさしさに、四三は喜びを感じるのであった。

「ありがとうございます」

孤独な弥彦

出発二日前。

寄宿舎では四三のための、オリンピック壮行会が開かれていた。

そこには治五郎(役所広司)も参加し、四三への応援と、皆から温かい言葉がかけられた。

「今回の四三くんの遠征のために、皆から惜しみない支援があったと聞いた。その友情に、惜しみない拍手を送りたい。ありがとう!」

その後、四三も挨拶をしながら、ストックホルムへの決意を新たにするのであった。

同じころ。

短距離走で代表に選ばれた、三島弥彦(みしま・やひこ)(生田斗真)は、天狗倶楽部(てんぐくらぶ)の仲間とトレーニング後、帰宅していた。

帰宅した弥彦に、女中のシマ(杉咲花)が、心配そうに尋ねた。

「弥彦おぼっちゃま、奥さまには、いつお話されるつもりですか・・・」

弥彦はストックホルム行を、母である和歌子にまだ告げていなかったのだ。
大学卒業を控えた、将来に関わる大事な時期。母は反対するに決まっている、弥彦はそれをわかっていたからだ。

実際に和歌子は、弥彦がオリンピックに出場するなら、「親子の縁を切る」とまで言い放っていたのだ。

「余計なお世話だよ。言っても言わなくても、結果は同じさ」

心配するシマを残し、弥彦は自室に入ってしまった。

ストックホルムに向けて出発!弥彦を母は応援してくれるのか?

そしてついに向かえた、明治45年5月16日。

治五郎がお金を用意してくれた、オリンピック行の背広に身を包み、四三は見送りの大行列といっしょに、新橋駅に向かっていた。

四三、付き添いの大森兵蔵監督(おおもり ひょうぞう)(竹野内豊)、安仁子夫人(アニコ)(シャーロット・ケイト・フォックス)、治五郎。

そして弥彦も三島家の高級車に乗って到着した。

駅周辺は、応援の群衆の数が、すごいことになっている。

とその人波をかき分けながら、シマがやってきた。

「待ってください、道を開けてください!」

すでに列車に乗り込んでいた弥彦は、窓から驚いてそちらを見る。

シマに続いて兄の弥太郎が、そして母・和歌子が杖を突きながら来ていたのだ。

「弥彦、ちゃんと母上に挨拶せんか!」

弥太郎に言われて、弥彦が口を開いた。

「母上、弥彦は精一杯、戦ってきます!」

「当たり前じゃ。お前は三島家の誇りなんだから」

そして和歌子は、荷物を渡した。その中には、自らが日章旗を手縫いした、弥彦のユニフォームが包まれていた。

母と兄のやさしさに触れながら、弥彦、そして四三達は駅を後にするのであった。

その後列車内で、四三たちは記者からの取材を受ける。

取材も終わり、落ち着いてきたころ、四三は不意にあることに気づいた。

「嘉納先生は、どこに乗っておられるのか?」

なんと、嘉納治五郎の姿が、列車内にはなかったのだ。

いだてん第8話の感想

今回は、ストックホルム移動直前までの、四三と弥彦の心情、応援する人々のやさしさが描かれていました。

やはり一番の感動ポイントは、弥彦とオリンピック行を応援する、母の和歌子の姿です。

兄の弥太郎はお金にしか興味がない

母の和歌子は、兄の弥太郎にしか興味がない

母と兄からの関心、愛情を感じていなかった弥彦の姿は、先週回までは、四三の家族と対照的に描かれてきました。

お金持ちで、容姿もよし。学歴もあって、友人関係にも恵まれている。
そんな弥彦でしたが、四三に比べると、どことなく寂しい雰囲気がありました。

でも今回、ストックホルム行きの列車に乗り込む際に、母も兄も、弥彦を心から応援してくれていたことを知ります。

何でも女中任せで、何もしなそうな和歌子が、我が子のために「日章旗」をユニフォームに縫い付けていた、というのは泣けました。

そして四三の方も、皆の協力があって、普通ではとうてい無理な、1800円という大金が用意できました。
そして「兄がなぜそんな大金を用意できたのか」、それはスヤのおかげであったことを知ります。

好きだったスヤの嫁ぎ先、ということで四三としては複雑な心情だと思います。
嬉しいけど、なんか気が引けるというような。。。

何はともあれ、四三、弥彦、二人とも日本国中の応援を後押しに、ストックホルムに向かうことになりました。全力で競技に打ち込める状態になって、よかったと思います^^

最後に心配事が、発生しましたが・・・

次回のネタバレはこちら

⇒ いだてん9話あらすじとネタバレ!感想は?大森兵蔵と妻・安仁子の決意とは?

「NHK大河ドラマ」いだてん第8話の再放送予定

【大河ドラマ】いだてん第8話の再放送予定は

3月2日(土) 午後1:05~(NHK総合)

になります。

さらに見逃した場合は、NHKオンデマンドの「見逃し配信」で見ることも可能です。
購入期限は、再放送からさらに一週間後の、3月9日(土)です。

次回のネタバレはこちら

⇒ いだてん9話あらすじとネタバレ!感想は?大森兵蔵と妻・安仁子の決意とは?

今年の天気も気になります・・・

⇒ 東京マラソンの過去の天気は?過去12年間を分析 問題は?