のっぺい汁とけんちん汁の違いは?新潟の郷土料理はどこで食べられるの?秘密のケンミンSHOWで話題

2月7日の秘密のケンミンSHOWは、全国の汁物特集でした。
その中で取り上げられたのが、新潟の郷土料理「のっぺ汁」。

新潟では「のっぺ汁」と呼ばれるのが多いようですが、「のっぺい汁」が全国的な呼ばれ方のようです。

番組を見て「のっぺい汁を食べてみたいな~」「美味しいのかな~」
と思った人も、多いのではないでしょうか?

そこで今回は

・のっぺい汁はどんな料理か?(レシピなど)
・のっぺい汁とけんちん汁の違い
・味に関する口コミ・感想
・どこで、のっぺい汁は食べられるのか?

などに調べてみました。

ぜひ一度、のっぺい汁を食べて味を堪能してみましょう!

のっぺい汁は新潟だけの郷土料理じゃない!レシピは?

秘密のケンミンSHOWでは「新潟の郷土料理」として、のっぺい汁(のっぺ汁)が紹介されていました。
が、のっぺい汁は新潟の他に、奈良、島根、熊本など全国に分布する郷土料理です。

地域や家庭によって作り方の違いはありますが、大まかな素材や「とろみが強い」という点で、特徴は一致しています。

代表的なレシピは下記のとおりです。

のっぺい汁(4人分)のレシピ

鶏もも肉
里芋:4個程度
にんじん:1本
ごぼう:1/4本
コンニャク
干しシイタケ:2枚
たけのこ水煮:150g
料理酒:20ml
醤油、みりん:各大2
だし汁:700㏄
片栗粉:大さじ1/2

素材を出汁とだしで煮立てて、しょう油・塩などで味付けします。

そして「のっぺい汁」ならではの特徴である、「強いとろみ」を片栗粉でつけます。
特に新潟の「のっぺ汁」はとろみが強いようで、汁というより「煮物」として食べられるのが特徴のようです。

鶏もも肉、里芋、にんじんを使うのは、「のっぺい汁」の全国共通の特徴と言えます。

のっぺい汁とけんちん汁の違いは?

素材や見た目を比べると

「のっぺい汁とけんちん汁って何が違うの?」

と思ってしまいます。

一般的に「豆腐と野菜をいためたもの」をけんちんと呼び
元々精進料理なので、肉を入れないのが「けんちん汁」のようです。

たしかに吉牛のけんちん汁も、肉は入ってないような・・・

のっぺい汁には、鶏肉が入っているので「肉が入っているか、いないかが両者の違い?」となりますが・・・

「アレンジで、けんちん汁に鳥肉を入れるよ」という家庭もあるのではないでしょうか?

しかも、けんちん汁ものっぺい汁も、だしや塩・しょう油で味付けするところは共通しているので
汁を飲んだ時の味に、大きな違いはありません。

大きな違いは、やはり「トロミの強さ」です。

のっぺい汁は、汁がねばってモチのようであることに由来して「濃餅」と書いて
ぬらりを意味する「ぬっぺい」がなまって、「のっぺい」になったと言われています。

ネーミングからして「ヌルっとしたトロミ」「ネバリ」こそが、のっぺい汁の大きな特徴なのです。
そういう意味で、初めて「のっぺい汁」を食べた人は、そのトロミの強さに、衝撃を受けるかもしれませんね。

のっぺい汁はおいしい?味の感想について

ここでは「のっぺい汁」を実際に食べた人の、ツイッターの感想をいくつか載せておきます。

新潟県民の人が、実家に帰るたびにこんな料理を食べられるのは、うらやましい限りです。
見た目からも、とろみがすごくて「ずっと熱々」な感じが伝わってきます。

のっぺい汁は新潟以外のお店で食べられるのか?

「のっぺい汁」は、新潟などに行けば、ご当地料理として食べることができます。
でも出来れば、気軽に行けるお店、近くのお店で食べてみたいですね!

そういったお店をどうやって探せばよいのでしょうか?

ぐるなびなどのグルメサイトで、「のっぺい汁」(+地域)と検索しても、簡単には見つかりません。お店と料理名の関連性までは、詳しく検索できないからです。

そうではなくて、グーグルなどの検索エンジンで

「のっぺい汁+地域名」

と検索したほうが、お店は見つかりやすいです。

例えば

・のっぺい汁 東京
・のっぺい汁 大阪

といった感じですね。

東京であれば、「すみよし」という西新宿の、新潟郷土料理店が見つかります。
ここに行けば、のっぺい汁は食べられます。

住所:東京都新宿区西新宿7-8-3 ミスズビル 1F
営業時間:[月~土] 17:30~23:30 (L.O.22:30)
定休日:日曜・祝日・第3土曜

ただ、「のっぺい汁」という料理が少しマイナーなので、地方の県でこのやり方を使っても、見つからないことが多いです。

なので

・新潟料理店 宮城
・へぎそば 群馬

といった検索方法で、探してみてください。

へぎそばは、のっぺい汁よりメジャーな新潟の郷土料理になります。

また、新潟や熊本出身の人が経営する「小料理屋」では、「のっぺい汁」を出してくれるお店があります。
行きつけの小料理屋さんの店主が、新潟出身だったら、頼んでみるのもいいかもしれませんね!

特別手に入りにくい材料もありません。近くに食べられるお店がなくても、ぜひ一度レシピを参考に作って、味わってほしい料理です。