全日本歌謡選手権の歴代チャンピオンや司会は?五木ひろしが歌った10曲は?

全日本歌謡選手権 歴代チャンピオン

読売テレビ開局60年スペシャルドラマ「約束のステージ ~時を駆けるふたりの歌~」が、2月22日(金)に放映されます。

主演は土屋太鳳さんと、ももクロリーダーの百田夏菜子さん。

2019年から1975年にタイムスリップした、土屋さん演じる小沢翼が、百田さん演じる大空つばさと、2人で歌手デビューを目指すお話です。

そして、2人がデビューのために挑戦するのが「全日本歌謡選手権」という番組。
1970年代の「スタア誕生!」などと並ぶ、伝説のオーディション番組です。

ここでは「全日本歌謡選手権」について

・全日本歌謡選手権はどういう番組だったんか?
・司会者や審査員は?
・主な歴代グランドチャンピオン
・出身で有名な、五木ひろしさんや八代亜紀さんが歌った曲

などについて紹介していきます。

全日本歌謡選手権とは?

全日本歌謡選手権とは

全日本歌謡選手権は、1970年1月5日から1976年12月25日まで放送された、オーディション番組です。

あの「スター誕生!」に先駆けて放送。番組制作は読売テレビで、日本テレビ系の放送局で全国放送されています。

主な出身者は、五木ひろしさん、八代亜紀さん、天童よしみさん、城みちるさん、山本譲二さんなど。
この方々は、今回の「約束のステージ ~時を駆けるふたりの歌~」に全て出演しています。何とも豪華なキャスティングですね!

この全日本歌謡選手権。今ではほとんどない、視聴者が参加できるオーディション番組でした。

  • 予選を勝ち抜いた、5~6人がステージ(テレビ)に出場。
  • 5名の審査員それぞれ20点の、合計100点満点で、70点で合格。
  • 10週連続で合格で、グランドチャンピオンになりました。
  • グランドチャンピオンは、賞金や海外旅行などの豪華景品と、レコード会社との契約権が獲得できる。

これが「全日本歌謡選手権」の仕組みです。
まさに、完全実力主義の番組ですね!

全日本歌謡選手権の司会者や審査員は?

全日本歌謡選手権は、審査員や司会者も、大物ばかりでした。

初代の司会者は長沢純さん。そして2代目司会者は浜村淳さん。

審査員は
淡谷のり子さん、船村徹さん、鈴木淳さん、竹中労さん、平尾昌晃さん、山口洋子さん
という、何とも豪華な顔ぶれ。実力のある歌手や作曲家の人ばかりですね!

この人たちの審査を10週も勝ち抜くのは、今の現役の歌手でも、ごくわずかしかいないのでは?
と思えてしまいます。

全日本歌謡選手権の、主な歴代グランドチャンピオン

全日本歌謡選手権 優勝者

次に、全日本歌謡選手権でグランドチャンピオンを獲得した、有名人を紹介します。
完全実力主義の番組とあって、50年近く経った今でも、バリバリ現役の大物歌手の方々ばかりです。

歌手名
1970年
(初代)
湖浜三郎
1970年 五木ひろし
芸名:三谷謙
1971年 八代亜紀
1972年 天童よしみ
(7代目)
1973年 有田美春
1973年 中条きよし
1975年 有砂しのぶ
1975年 真木ひでと
1976年 山本譲二
竜エルザ
日高隼人(正人)

実力者演歌歌手のそろい踏みですね。

「今でも、こんなオーディション番組やればいいのに!」

と思ってしまいます。

でも今はテレビだけでなく、ユーチューブや動画配信サービスなどのWEBで、好きな番組を見る時代。歌の実力だけでなく、ビジュアルやダンススキルなどの、総合力で売れる時代と言えます。

昭和50年代にヒットしたこうしたオーディション番組は、今の時代には合っていないのかもしれませんね。当時番組を見て、熱狂していた世代としては、寂しい限りです。

ちなみに、全日本歌謡選手権で10週勝ち抜けなかったけど、その後有名になった芸能人もいます。

南こうせつさんの「かぐや姫」は、4週目の挑戦で棄権しています。

また、石野真子さんは3週目までの勝ち抜き。
その後「スター誕生!」の方でデビューすることになります。

全日本歌謡選手権で五木ひろしさんが歌った10曲

五木ひろしさんは、1970年に全日本歌謡選手権に出場して、グランドチャンピオンになっています。
当時の歌手名は、三谷兼。

銀座のクラブでの弾き語りで、サラリーマンの初任給(3万円)の約17倍の月収を稼いでいたそうです。
もちろん、そこに至るまでに、たくさんの苦労がありましたが。

なので、全日本歌謡選手権に出場して落ちることは、逆にリスクだったそうです。
プロ歌手として、失敗の烙印が押される。「そして、今の仕事がなくなってしまうのではないか」というリスクです。

1週目の挑戦時には「ダメだったら、故郷の福井に帰って農業をやる」と覚悟を語っています。

結局、五木さんは10週勝ち抜き、みごとグランドチャンピオンになりました。
そして1971年に芸名を三谷兼から「五木ひろし」として、「よおはま・たそがれ」で再デビューを果たしています。

三谷兼として、全日本歌謡選手権で歌った十曲は、下記のとおりです。

  • 噂の女
  • 目ン無い千鳥
  • 俺を泣かせる夜の雨
  • 逢わずに愛して
  • 男の友情
  • 命かれても
  • 伊太郎旅唄
  • 君は心の妻だから
  • 博多の女
  • 雨のヨコハマ

スタア誕生!と全日本歌唱選手権

昭和50年代は、実力主義のオーディション番組がはやりでした。
その中でも特に有名で、伝説的な番組が「スター誕生!」では、ないでしょうか?
誰でも一度は耳にしたことがある、番組名だと思います。

「スター誕生!」は、全日本歌唱選手権より少し遅れて、1971年10月3日に開始されました。1983年9月25日まで、12年間続いたので、全日本歌唱選手権よりもだいぶ長く続いたのです。

こちらも歌唱力などに関しては、完全実力主義のオーディション番組。
ですが、演歌歌手というより、ビジュアルも含めた「アイドル的な歌手=スター!」を発掘するのが、番組の位置づけです。

出身者は

  • 山口百恵さん、ピンクレディー、桜田淳子さん、森昌子さん。
  • 片平なぎささん、岩崎宏美さん、石野真子さん。
  • そして、小泉今日子さんや中森明菜さんも、この番組出身です。

昭和の大物歌手は、全日本歌唱選手権とスター誕生から、大半が誕生していたことがわかります。
ちなみに、芸人にとっての実力者オーディション番組は「お笑いスター誕生」という、番組でした。

「スター誕生!」は、司会者も豪華でしたね。

萩本欽一さんやタモリさん、やすきよ(横山やすしさん・西川きよしさん)が務めています。

今年は元号も変わりますが、新元号での「スター誕生!」を実施したら盛り上がるのではないでしょうか?

ジャニーズやAKBグループだけでなく、庶民的な実力派アイドルの誕生を、個人的には期待しています。